本来であれば、コンドームを準備するのも、避妊の心配をするのも、男性主導であってほしいものです。妊娠してしまっても、リスクの多くを背負うのが女性ということを考えると、男性は大切な女性のために、それだけの気を使うべきです。
とはいえ、現実には男性のコンドーム装着率は低いです。どうしてそういうことになるのでしょうか。
ここでは、男性のコンドームに対する意識について掘り下げていきましょう。
なぜ男性はコンドームを嫌うの?
なぜ男性がコンドームを避けたがる方が多いのかというと、はっきり言って、コンドームをつけていない時の男性の気持ち良さはありの時とは比べものにならないからです。
物理的な気持ち良さもそうなのですが、精神的な気持ち良さも大きいでしょう。
男性は女性の膣内に射精することで、征服欲を満たせるようになっています。これに関しては、相手の女性を本気で愛しているのか、遊びなのかはあまり関係ありません。
むしろ、本気だからこそ、相手を自分のものにしたいという気持ちから、コンドームをつけずにエッチをしたいという欲望が出てくることもあるのです。
逆に遊びの場合は、病気が怖いということもあって、コンドームを必ずつけるという男性も少なくありません。
中出ししてしまうと、妊娠する確率が高くなるという意識から、外出しで妊娠確率を下げようとする男性もいますよね。
避妊意識が足りないと思われるこの行為でさえ、実は中に出してしまいたいとう欲望をなんとか回避している行動でもあったりするわけです。
なので、真面目なお付き合いをしている男性が、コンドームなしのエッチを望んだとしても、「大事にされていない」、「愛されていない」、と早とちりしないように気をつけてください。
そこに関連性はあまりありません。
それでも、つけるべき
このままだと、コンドーム無しのエッチを推奨しているかのようにもとれそうですが、そうではありません。
「コンドームなしでエッチをしたい」という男性の欲望を、否定して欲しくないためにご説明をしただけです。
その考えから、2人の間にすれ違いが生じることは、お互い望んでいないでしょう。
そういう欲望があるからといって、それをすることを許していいわけではありません。
男性はそういう欲があったとしても、そこをぐっとこらえて、女性の体を優先させましょう。欲望の発散は、子供を育てられるような状況に成ってからすればいいのです。
また、女性側も安易にコンドームをつけない男性を責めることはせず、やんわりとコンドームは必要だということを伝えるようにしましょう。
どうしても、男性の方が意識が低くなる
男性の方がどうしても避妊意識が低くなってしまう傾向にあるのは、やはり本人が妊娠するわけではないからです。
また、男性よりも女性の方が先読みする力があるという部分も関連してくるでしょう。つまり、男性の方が欲望に負けてしまいやすいのです。
前に付き合っていた彼女とのエッチで、妊娠させた経験がなければ、避妊意識が低いままになってしまいます。
なくても大丈夫だった経験を積んでしまっているからです。
これを覆すのはなかなか難しいかもしれませんが、今付き合っている彼女のことを本当に大事に思っているのであれば、避妊意識を持つべきなのです。
とは言え、そういう話はエッチの最中ではなく、難しいかもしれませんが普段からするのが無難です。エッチの最中の方がより欲望に負けやすいですから。
実は女性はコンドームがあってもなくても、それほど感度は変わらないですよね。心理的な要素は変わる方もいらっしゃいますが。
そのあたりの違いも、男性のコンドーム装着率が低いことに関わっているのかもしれません。